ごあいさつ

Message

教授挨拶

丹野 高三

  1. 70年の歩み
  2. 衛生学、公衆衛生学とは?
  3. 疫学とは?
  4. コホート研究とは?
  5. そして、すべての人々の健康を守る

70年の歩み

岩手医科大学衛生学公衆衛生学講座のホームページを訪れていただきありがとうございます。
当講座は1949年4月に細菌学講座から分離、新設され、70年以上の長い歴史を持つ伝統ある講座です。時代の変遷に伴い、研究テーマも変わってきておりますが、初代教授 園田釈雄先生、2代教授 植松稔先生、3代教授 角田文男先生、4代教授 岡山明先生、5代教授 坂田清美先生と、その研究基盤は連綿と受け継がれ、2022年4月から6代教授として本講座を預からせていただいております。

衛生学、公衆衛生学とは?

「衛生」(生を衛る)とは「健康を守る」ことです。「公衆衛生」とは「公衆(人々)」の「健康を守る」ことです。ここで言う「人々」とは病気がある人だけではありません。健康な人も含みます。つまり、「公衆衛生」とは病気がある人も健康な人も、この世に存在する「すべての人々」の「健康を守る」ことです。すべての人々の健康をどのようにして守るのか?それを体系的に考え、実践するのが、衛生学であり、公衆衛生学です。

疫学とは?

私たちの講座では、疫学を研究基盤として研究、教育を行っています。「疫学」とは、特定の人間集団を対象として、ヒトの健康に関係する出来事(これは病気だけに限りません)について発生頻度や分布を調べ、その原因を追究し、得られた結果を社会に応用する学問です。私たちは疫学研究の中でも、主にコホート研究という方法を用いて、循環器病(脳卒中や心臓病)の危険因子、高齢者の要介護やフレイルの予防、東日本大震災に伴う健康影響などについて、社会に応用可能な科学的根拠(エビデンス)を創り出すため、日夜奮闘しています。

コホート研究とは?

「コホート研究」とは特定の人間集団(これを「コホート」と言います)を長期間にわたって追跡し、ヒトの健康に関係する出来事の原因を明らかにする研究のことです。私たちは本学の多くの講座や部門、国内の多くの研究機関と共同して、岩手県内の自治体や関係機関、そして、岩手県にお住いのたくさんの皆さんのご理解とご協力のもと、複数のコホート研究を実施しています。

そして、すべての人々の健康を守る

このホームページでは私たちの研究、教育活動を紹介しています。もし、あなたが、私たちの活動に興味や関心を持っていただけるのなら、ぜひ一度、岩手医科大学衛生学公衆衛生学講座までご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

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